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銀の首飾り、ベルト、腕輪、指輪

ルーム11、ショーケース132


金属
北海岸 (紀元後1世紀- 16世紀初頭)
ML100441, ML100446-ML100454, ML100657-ML100660, ML100813, ML100815, ML100927, ML100928, ML101196.

古代アンデスの指導者らの衣装は、金、銀、銅やこれらの合金を素材とする様々な金属装飾を伴っていた。 現在、金は銀よりも価値ある金属だが、古代アンデスでは双方とも同じように重要だった。

自然界で純粋な金属として存在しうる金とは異なり、銀はその他の鉱種と混ざった鉱物の状態で存在している。このため、銀の採掘や精錬にはより多くの技術と知識が必要とされる。 古代アンデスにおける銀の加工は形成期(紀元前13世紀半- 紀元後1世紀)に始まったが、チムー帝国(紀元後12世紀- 15世紀)の最盛期には、大規模な採掘と洗練された技術が極められた。

主要な装身具だった首飾りの珠は鈴になっており、人物の動きに合わせて音を奏でた。 先スペイン期の装身具生産において、色や音、輝き等は重要な基準だった。