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儀式用ラッパ、オカリナ

ルーム9、ショーケース114


金属、セラミック、シェル
北海岸 (紀元後1世紀 – 16世紀前半)
ML002220, ML009912, ML100817, ML100999, ML101000, ML200001, ML200016-ML200021.

アンデスにおいて、ほら貝は儀式用のラッパとして使用されていた。

ほら貝は温暖な海に生息する貝であり、水の循環に関係していると考えられた。
海の水は雨となって大地に戻り、大地は川や用水路によって灌漑され、再び緑に覆われる。深く強い音を持つほら貝は、水に関連する儀式において吹奏された。

ほら貝は、様々な恵みを与える神々に対する感謝を捧げるための、重要な供物でもあった。
形成期以降の重要な神殿において、供物として納められたほら貝が発見されている。また、古代アンデスでは、ほら貝に形を似せた土器のラッパも作られていた。

ほら貝を吹く人物の土器(モチェ文化)/ ほら貝の儀式用ラッパ(モチェ文化)/ 土器の儀式用ラッパ(モチェ文化)/ 銅と金の合金製ミニチュアほら貝/ 銀製オカリナ或いは笛(チムー文化)/ 海貝のオカリナ