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腰当て

ルーム9、ショーケース107


金属
ペルー北海岸
モチェ文化、地方発展期 (紀元後1世紀 – 8世紀)
ML100790-ML100793, ML101478, ML101479

モチェ文化の戦士たちは、腰部分に装身具を身に付けていた。
モチェ文化の図像では、この装身具が尾てい骨付近を覆うように表されていることから、「尾てい骨防具」(protector coxal)とも呼ばれている。

腰当ては、儀礼用ナイフの形に類似して鋭利であり、使用跡があることから、実際にナイフとしても利用された可能性がある。

装身具の上部は、ガラガラになっており、生贄や豊穣の儀礼に関係の深い果実であるウユチュが表現されている。
戦闘の装束の一部として、腰から吊り下げる様々なデザインのガラガラも存在していた。

合金製腰当て(金・銅及び銀・銅)/ 銅製腰当て
金・銅合金ガラガラ