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アンタラを吹く演奏家

ルーム9、ショーケース115


セラミックス、金属
ペルー北海岸
地方発展期 (紀元後1世紀– 8世紀)
ML012778, ML040216, ML040217, ML100812

アンタラは、サンポーニャやシクリとも呼ばれるアンデスの楽器であり、現代においてもアンデス音楽の主要な楽器の一つとなっている。

古代アンデスにおいて、アンタラは儀礼用の楽器だった。
モチェ文化の死者の踊り或いは地下世界の場面では、演奏家たちが地上世界との接点を探しながらアンタラを吹いている。

戦いの場面では、敵兵の楽隊が戦闘の前にアンタラを演奏している。この楽器は2つを対にして演奏することから、相対するものが互いの接点を求めるという意味合いが強調される。

銅と金の合金製笛(モチェ文化)/ 儀礼の踊りとアンタラを吹く音楽家の場面を表す土器(モチェ文化)/ アンタラ(ナスカ文化)