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天然石と貝殻の首飾り

ルーム12、ショーケース145


石、貝
北海岸、南海岸 (紀元前13世紀半– 紀元後8世紀)
ML200023, ML300012, ML300024, ML300028

天然石や貝殻で出来た首飾りは、古代アンデス社会の指導層らの装身具であり、副葬品の一部でもあった。

これらの首飾りは、現在のペルー各地で採掘された斑岩(黒)、ソーダライト(青)、水晶(透明)、クリソコラ(水色)のほか、エクアドルの温暖な海から取り寄せられたウミギク貝等を素材としていた。

異郷から取り寄せられた素材で作られた装身具は、指導者らをその他民衆から区別する役割を果たしていた。

このため、指導者らは交易ルートを管理下におくことで、貴重な素材を独占的に入手した。

クピスニケ文化の黒色斑岩の首飾り。ヘッド部分は横顔の彫像/ モチェ文化の水晶の首飾り/ モチェ文化のクリソコラビーズの首飾り/ ウミギク貝の貝殻3枚を使った、ナスカ文化の首飾り。