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ナスカ文化B

ルーム4、ショーケース36


セラミックス
ペルー南海岸
地方発展期(紀元前1世紀 – 紀元後8世紀)
ML010874, ML010875, ML031892, ML031895

ナスカB或いはナスカ文様反復型土器の特徴は、人間や動物、超自然的存在等の複雑な文様を反復させて、隙間や余白を埋め尽くす「空間恐怖(Horror Vacui)」の表現様式である。

様式化されたネコ科動物は前時代に引き続き神性を維持しており、蛇の頭で終わる光を放つ大きな鼻飾りや翼を身に付けている。
ネコ科動物、鳥、蛇の融合はこの時代の土器にも観察される。

この他、頻繁に表現されるモチーフは首級である。首級は非常に様式化され、3つの印のついた小さな3角形として表現されている。